当山の本尊は、中国河南省洛陽市郊外の龍門石窟にある龍門奉先寺坐像をモデルに造られたものです。
毘虜舎那如来はサンスクリット語でヴァイローチャナといい太陽という意味です。つまり太陽のように常に宇宙の中心にあって全宇宙を照らし続けているのが毘虜舎那如来なのです。
仏教では釈尊のように実際にこの世に出現して教えを広めた仏と、仏教の教え(法)そのものを人格化した仏が考えられました。前者を応人仏といい、後者を法が身体になったということから法身体といいます。
毘虜舎那如来は法身仏で、永遠不滅の宇宙の真理をあらわした仏様なのです。釈尊と毘虜舎那如来は表裏一体の仏様だとも言えます。
像高は17mあり、奈良の大仏様より2m余りも大きな日本最大の座像の仏様です。